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9日目:プロペシアとFDA

プロペシアはAGAの治療薬として使われています。そのプロペシアをAGAの治療薬として正式に認可したのが、アメリカの政府機関であるFDA(アメリカ食品医薬品局)です。日本でいえば厚生労働省にあたる機関です。

プロペシアの主成分であるフィナステリドは、AGAの原因物質を作らせない働きがあります。フィナステリドは、5α-リダクターゼという酵素の働きを阻害します。5α-リダクターゼはテストステロンという男性ホルモンを、DHT (ジヒドロテストステロン)というホルモンに変化させるのですが、このDHTが抜け毛の原因となる物質です。フィナステリドによって5α-リダクターゼを働かせないことで、DHTが発生しにくくなるので、AGAの原因物質が生成されない、というメカニズムでAGAが解消されます。

フィナステリドは、もとは前立腺肥大症や前立腺がん治療に使われていた医薬品でした。しかし、投与された患者から、多毛症などの副作用が見られたため、この発毛力を研究・開発し、AGA治療薬のプロペシアが誕生したのです。FDA の認可を受けたのは1997年のことです。日本でも、厚生労働省から2005年に認可を受けました。

プロペシア1錠には、フィナステリドが1mg配合されています。3年間の臨床試験で、98%の人に抜け毛の現象が確認されています。日本国内でも、3年間で78%の人に抜け毛の現象がみられました。

プロペシアはFDAの認可を受けている点については、医薬品の育毛剤の中では安全性が確認できている、ということができるでしょう。